ご挨拶
どい脳神経外科院長の土井亮と申します。当院は、脳や神経に関わる様々な疾患について総合的に診断・治療するクリニックです。また、治療の手段としてリハビリテーションも行っています。
医師を志したきっかけは幼少期に診てもらった近所の小児科医への憧れでしたが、医学実習をする中で脳や手術に興味を持つようになり、大学卒業後は福岡にある久留米大学脳神経外科学講座に入局しました。研究の他、臨床の場で約20年にわたり脳神経疾患の診断・治療・手術を行ってきました。途中、医局人事で沖縄県内の病院にも5年程勤務させていただきました。多忙な生活も楽しいと思える充実した毎日でしたが、一人一人の患者とゆっくり向き合う時間はなく、次第に「“かかりつけ医”として患者を長く診ていきたい」と思うようになりました。緊急手術などを要する脳神経疾患においては、沖縄北部は残念ながら十分な治療体制が整っていない状況です。緊急の治療を要するくも膜下出血、脳出血、脳梗塞、頭部外傷などを起こした場合には、重症化したり助からない事もあります。「救える命を救うべく、疾患の早期発見や予防ができたら」との思いからこの名護の地で開院することにしました。
病気を早期発見し、早い段階で治療介入することは、その後の人生のためにもとても大切です。大したことはないと思う頭痛でも脳梗塞などの危険が隠れている場合があります。当院には、CTとMRIがあり、必要があれば当日に頭の検査が可能です。脳ドックをはじめ、病気の予防にも力を入れていきます。頭痛・めまい・しびれなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご来院ください。手術や緊急入院、より詳しい検査が必要な場合は、専門病院に紹介させていただきます。これまでの経験やつながりを活かして県内の医療機関との懸け橋になれたらと考えています。最後に、専門性を持ちつつも、患者様にとって常に相談しやすい医師でありたいと考えています。気になることや疑問は、診察時に気兼ねなくお話しください。医師に伝えにくいことは、スタッフにお話しいただければと思います。患者様と身近な関係を築きたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
院長 土井亮
院長紹介
院長 医学博士 土井 亮
Ryo Doi, M.D., PhD.
久留米大学脳神経外科 講師 兼任
学歴
平成6年 | 弘学館高等学校 卒業 |
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平成14年 | 東京医科大学 卒業 |
資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
- 日本神経内視鏡学会 技術認定医
- ITB療法手術施行医
- ボトックス実施医
所属学会
- 日本脳神経外科学会
- 日本神経内視鏡学会
- 日本脳卒中学会
- 日本頭痛学会
- 日本認知症学会
- 日本間脳下垂体腫瘍学会
職歴
平成14年 | 久留米大学病院 臨床研修医 <脳神経外科入局> |
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平成16年 | 済生会二日市病院 出向 久留米大学脳神経外科 |
平成17年 | 久留米大学高次脳疾患研究所兼務 |
平成18年 | 社会保険田川病院 出向 |
平成20年 | 高邦会髙木病院 出向 |
平成21年 | 久留米大学脳神経外科 |
平成22年 | 久留米大学高度救命救急センター |
平成24年 | 福岡県済生会二日市病院 |
平成25年 | 公立八女総合病院 医長 |
平成28年 | 敬愛会中頭病院 部長 |
令和3年 | 福岡県済生会二日市病院 部長 |
令和6年2月 | 詠山会 ひだか脳神経外科 院長 |
令和6年6月 | 錦秋会 どい脳神経外科 院長 |
生い立ち
生まれは北海道です。幼少期から青年期まで東京で過ごし、社会人になってから長い間、福岡で過ごしました。
これまで生活したことのある場所
北海道、東京都、千葉県、福岡県、佐賀県、沖縄県
脳神経外科医を志した理由
幼少期に近くのクリニックの小児科にお世話になった経験や、医師であった祖父の影響もあり医師を志しました。当初は小児科医志望でしたが、祖父が行っていた精神治療に興味を持ち、脳に関連した分野で活躍したいと思うようになりました。神経内科の分野は当時は診断学主体で治療できることが限られており、手術にも興味があったため脳神経外科を選択しました。
脳神経外科医としての経験
大学病院在籍中は、小児脳神経外科、脊椎脊髄外科、機能外科、外傷の領域に興味を持ち、特に高次脳機能障害についての研究を行っていました。市中病院に出てからは、脳卒中・脳腫瘍・頭部外傷などの脳神経外科一般の診断・治療・手術を行ってきました。
継承、名称変更の運び
2016年6月から2021年5月までの5年間、沖縄中部にある中頭病院に脳神経外科医として勤務しておりました。その後、医局人事で福岡県の病院に戻りましたが、「患者様とより身近な関係を築ける“かかりつけ医”になりたい」と思い開院を決意しました。
福岡県内での開院も考えましたが、沖縄県内の脳神経外科医が不足していることを県内勤務時より問題に感じておりました。北部地区については、脳神経外科、脳神経内科医過疎地域と言っても過言はなく、そのために十分な治療が行えなかったり、命が助からないといったケースもあります。「疾患の早期発見や予防ができたら」と思い、地域に少しでも役立ちたいと考え、名護の地にある「ひだか脳神経外科」を2024年2月に継承しました。
6月に「どい脳神経外科」と名称変更するに至りましたが、診療内容やスタッフの顔ぶれに大きな変化はありませんので、これまでの患者様も安心して受診いただければと思います。